2017年7月14日金曜日

アイアンリシャフト DIY!おっと、その前に予備知識から検証します。

アイアンのリシャフトの季節が、再び巡ってまいりました。

夏の前と冬の前になると、ドライバーとアイアンのいわゆる「道具のせい」「ギアのせい」に心を落ち着ける諸兄がたくさん増えるのは、今までに山の様に目の当たりにしてきたのであります。

よーするに、夏用と冬用でギアを何度変更しても同じなんです!

声を大にして言いたい。

夏場は薄着で身体が良くねじれるし、冬場は厚着でほとんど動か無いし。

そもそも体の設定が夏場と冬場で大きく異なることに気づかないといけないのです。

で、ここまでは理解しているベテランの方は、ここからが本題です。

季節感以外に、そうです!
加齢と言う、思わず耳を覆いたくなるような、第3の勢力がヒタヒタと音もたてずに到来するのであります。

今回のエントリーに関しては、そんな自身の力では不可抗力が過ぎて、抗う事の出来ない読者諸兄に対して、アイアンのリシャフトで気持ちを紛らわして頂くことにしていきたいなと。
そのような考えを持ちましたので、全力で数回に分けてお届けしたいと思います。

以前にも少し書きかけましたが、気力体力共にめげてしまったので、今回は2度目のトライとなるわけなのですが・・・

アイアンのヘッドの観察から

今お手持ちのアイアンに関してですが。

・シャフトがスチールである
・シャフトがカーボンである

これが、まず一番最初に観察して欲しい所です。

リシャフト、およびカスタムDIYを施したいむねは、現状と交錯する欲望に変更を希望するからして、スチールの人は→カーボンへ
カーボンの人は→スチールへ

単純に分けるとこのように「隣の芝は青く見えるぜ!」状態になるのです。

そこで、リシャフトする前に、大事な事なのですが、

■スチール用アイアンヘッド
■カーボン用アイアンヘッド
は、メーカーや品番、型番が同じであっても、残念ながら以下の2種類が異なります。

①ヘッドの重量
②ホーゼルの穴径

一般的な概念として、スチールは重たく、カーボンは軽く。
これ当たり前。

なので当然、セット組する時のバランスを考慮して、
重たいシャフトに軽いヘッド(軽いは語弊がありますが、カーボンのそれに比べると。と言う事です)
軽いシャフトには、逆に重たいヘッド

このような理屈でアイアンは作成されています。

ですので、
DIYでアイアンをリシャフトする際には、

■スチール→カーボン派:ヘッドのホーゼル穴をドリルで削り、穴径を広げかつ重量を軽く削減する事
■カーボン→スチール派:穴加工とダイエットは不要ですが、別途ホーゼルアルミと鉛シールなどを用意する必要があります。

結局、バランスと長さが元ある初期値が異なるので、ただ単純にシャフトの棒だけ取り替えたら解決する単純な話では決してないのです。

これは、スチール→スチールでも同様で。

例えば、NS950→ダイナミックSやXへ移行する時にも同様の事が当てはまります。

さてさて、事前の予備知識はこの程度にして話を進めますと、
たいていのプレーヤーは軽いスチールシャフトから重くて硬いスチールへ移行したいときにリシャフトを選択する傾向が多いので、その線でサンプル的にNSスチールからDGスチールへの変更を例に取り上げてお話を展開していき、よき参考にしていただくべく何回か回を分けながらお伝えしていきたいと考えております。

とりあえずは、今回はここまで。