2014年12月6日土曜日

グリップをDIYで交換する方法!・・・パターグリップで挑戦してみます!!キリッ

一年間の、戦友である自身のゴルフクラブを、慰労の意味も込めて、

「グリップ」を交換してみよう!

と思います。

ツアープロで有れば、2戦や3戦でグリップを交換するのが常になっているのですが、われわれアマチュアに限って言えば、1年間位で交換するのは最低の習わしであると改めて考えた方が良いみたいですね。

そこで、今節のエントリーでは、
【自宅でも簡単にゴルフクラブのグリップをDIYで交換できる様に以下に解説したい】と思いますので、興味のある方は是非!です。



グリップ交換は、一度もした事が無いと言うプレーヤーは論外ですが、面倒で、右手の親指が当たる個所がすり減って凹んでいるまで使用しているあなたもそろそろ交換時期ですよ!

で、
早速グリップの交換方法を・・・


用意するもの
今回は、パターのグリップ交換を持って、以下に案内したいと思いますよ!
◆グリップ用両面テープと、グリップカッター

両面テープは、ゴルフグリップ用の「バッファロー」USA MADEの製品です。
粘着テープの剥離紙のセパレーターが和紙で出来ている為に、作業中のはがしながら貼ると言う作業性が高い粘着テープです。

あと、テープ全体に「シボ」が付いている為に、(エンボスの様なでこぼこ模様)剥離性が高く、柔らかいテープに仕上がっていて、結果作業性が高い理由となっています。

粘着メーカー勤めの私が言うのだから間違い無い!




グリップカッターに関しては、ホームセンターで販売している、「OLFA」製のカッターナイフとなります。切れ味抜群で、ゴルフショップで販売しているモノに比べると、市価の半値位の値段で調達する事が出来る優れ物です。





自分で不器用だと思う方は、ライト製のカッターの方が良いです。
刃が短いから扱いやすいと思います。

ただ、次にスーパーストロークの極太グリップを交換の為に切り上げる時は、オルファのカッターの方が作業が速いです。

それと、何本もグリップ交換する方なら耐久性に勝るオルファ製に軍配が上がります。

◆グリップ装着用潤滑スプレー

向かって右側は、ホームセンターの専用PB(プライベート ブランド)と左側がメーカーNB(ナショナル ブランド)です

右側は、端的に言うと、全く役に立ちません。
スプレー噴霧のボタンは外れるし、液体は水っぽいし、匂いはキツイし・・・です

左側は、内容量とその性能が、いわゆるゴルフ量販店で販売しているモノに比べると、内容量は多いし、匂いは少ないし、作業性は高いし。で完全に勝ちです!

「ラベルはがし」としては老舗の優良商品である事が歴然としています。

量販店で、それなりのスプレーを買う事を思うと、この「雷神」を買う事を強くお勧めします。
尚、姉妹品の「風神」は速乾タイプの為に、グリップ交換の際には適さないです。




◆肝心の装着するグリップ



スーパーストロークです!

最近流行っていますねぇ~・・・

今回装着のスーパーストロークは、シリーズでも「最細」になるシリーズの「ウルトラ スリム」となります。

同伴競技者でも、極太の同シリーズを装着しているプレーヤーを多く見かけるようになりましたが、「極太」シリーズは、グリーンでのパッティングの際に、やはり感覚の(タッチ)が出せないのが短所です。

パターグリップは、平行にストロークが出来て、かつタッチ(感覚)が出せるモノがベストであると考えていますので、グリップ時に両手のなかで遊ばない範囲で、感覚(フィーリング)が出せるこのグリップは秀逸だと思います。

余談になりますが、最新シリーズのスーパーストロークシリーズに、親指を添えるトップ部分を平滑にそぎ落としたシリーズが発売されました。

その「スーパーストローク」はUSPGAで活躍するジョーダンズ スピースがメインプレーヤーとして広告塔になっていますが、こちらは、どうでしょう?
平行ストロークに集中できるのは出来るのですが、フィーリング(タッチ)が出しにくいと率直に感じました。

フラットトップシリーズでは無くても、今回のスーパー スリムでも十分機能性を兼ね備えていると思うので、今エントリーでお勧めしたいと思います。




この、シリーズでも十分トップフラットになっているので、ストロークの際に平行を意識できる構造になっていると見て取る事が出来るね。

素材のほとんど(およそ80%程度)がポリウレタンで出来ているので、現行のパターグリップとの重量差によるバランスの大幅な変更は発生しないと思いますよ。

重量:67.5G±5G

重量誤差が5G
と言うのは少し大きすぎると思いますが、(1.5ポイント~2ポイント位バランスが異なる)これは誤差が大きすぎ。

でも、67.5Gの場合は、既に装着済みのグリップは70G有るので、ヘッドバランスが少し増加して自身の所有パターで考えるとメリットになります。

なぜなら、「バット カット」1インチして、バランスが2ポイント軽くなったからです。

ヘッド重量をもう少し元に復元したいなぁと考えていたからであります。

現在のグリップを2種類の外し方で選ぶ

現在、装着されているグリップを外す方法は、2種類あります。
その①思い切ってカッターで切る方法

その②今あるグリップを温存しながら外す方法

この、2つの方法からどちらか一つまずは選択して下さい!

カッターで切る方法は、上述した、専用カッターでひと思いにカットして行きます。

今あるグリップをそっくりそのまま外す方法は、新しく購入したグリップを「半信半疑で」使う際に、再びまた元に戻す可能性を感じている時などに選択すると良いかと思います。

「GOLF Works」のグリップリムーバーです


グリップとシャフトの隙間へ差し込んで、そこへ、上述したはがしスプレーを適せん噴霧しながら、徐々にグリップと古い両面テープをはがして行く方法でグリップを外して行きます。

これは、丈夫で、今まで何本もグリップを外す事に貢献した優れモノです!


アマゾンで全て検索しましたが類似品しか無かったのでコレを貼っておきます。

【デメリット】
このグリップリムーバーを使用した施工は、以下のめんどくさいデメリットが発生します。
①外したグリップの内部に剥がれかけた古い両面テープがこびりつきます。
⇒内部に雷神を吹きまくり、リムーバーをゴソゴソ抜き差しして全て書き取る作業が必要です。(作業時間約5分)

②使い回しのグリップは、再装着終了時点で、グリップのヘッド側際端部分が伸びたゴムの様にぶかつきます。
⇒一晩掛けて放置すれば、液体の蒸発とゴムの乾燥で再びピタッと元に戻るからご安心を。

③リムーバーを使えるのは、ラバータイプだけ。コード入りのグリップは外せますが、時間が三倍以上掛かります。


古いグリップを外す!!

さて、いよいよ作業へ掛かりますよ!

全体の作業時間はおおよそ3分から5分くらいで出来るので、参考にしてみてください!

今回は、グリップリムーバーを使って、現在はまっているパターグリップを温存する方法を選択します。
上で言う所のグリップの外し方その②を選択します。


【実際に外すグリップ】
「PING グリップ」
往年の名グリップを交換します。

フィーリング重視で、操作性の高い(距離感の図りやすい)グリップなのですが、手首が少しでも傾くと伝達能力が高いので、方向性が安定しない時が有りました。

裏面部分に1cm程度の切れ目が出来ていた事も有って、今回は交換です。

1:まず、グリップリムーバーを旧グリップとシャフトの間に挿入します

2:次に、差し込んだわずかな隙間へ向けて、ラベルはがし「雷神」を適せんスプレーします。

3:スプレーを噴霧すると、グリップリムーバーのステンレスシャフトがぐいぐい奥へ入って行きますので、スプレーを掛けながら、バーを押しこみ、押し込んでは、スプレーをして。
この作業を繰り返します。
コツとしては、リムーバーのステンレスシャフトを押し込む時に時計回り(反時計回りでも良い)にパターシャフトを回転させながら、らせん状に差し込んで行くと作業がはかどりますよ。

4:グリップ リムーバーのシャフトがパターグリップの一番奥底まで到達すると、古いグリップが全体的に回転し始めます。

途中で回転が鈍くなると、古い両面テープが、ステンレスシャフトにまとわり付いているので、一旦外へ外して、ティッシュ等で、「カス」を掃除して、再び同様の作業を繰り返して下さい。

同時に、「スプレー」の量も少ないと全く奥まで入って行かないので、ビショビショになるくらいしっかりとスプレーを噴霧してください。

5:古いグリップが外れた所です

この時点で、パターシャフトに沢山の古い両面テープの残りカスがこびり付いていますので、ラベルはがしを利用しながら、綺麗にはがして、余計なゴミを取り除く様にして下地を整えて下さい。

新しいグリップを装着!!

1:両面テープを巻きつける

新しくグリップを装着する時に、専用の両面テープをパターシャフトへ巻き付けるのですが、そこで2種類のテープの貼り方が有るので、いずれか一方を選択します。

一つは、「らせん巻き」でもう一つは「直線巻き」となります。

自分は、「らせん巻き」をいつも選択しています。

巻きつけに関しては、どちらのタイプを選択しても良いと思います。

らせん巻きの方が、右手を太くしたい場合等の重ね巻きや2重巻きなどのアレンジメントに向いています。

今回は、「スーパー ストローク」のウルトラスリムとは言え、普段のグリップより太めをチョイスしたので、シングル巻きで十分で有ると考えています。

で、シャフトエンド部分は5センチほど長めに余らせて、カットします。
はみ出した、5センチほどのシッポは、左手でつまんでクルクルとねじり、その「ダマ」をシャフトの穴へ挿入します。

ここで、穴をきっちりふさいでおかないと、グリップを装着後のエンドの穴から雨水が出入りして、腐蝕の原因となるから、ここは丁寧に処理をする事が大切です。


こんな感じで、しっかりと「フタ」をするように心がけましょう!

2:新しいグリップにスプレーをたっぷり!

新しいグリップの中に、スプレーをたっぷり吹きかけ、同じ様にシャフトに巻いた両面テープにもビショビショになるくらいたっぷりスプレーを吹きかけます。

両面テープの水分は、最初は吸水するので、一度では無く、二度三度とひつこいくらいに噴霧しましょう。

3:さぁ、装着だ!

お互いが、ビショビショになった状態ですかさずグリップを差し込みます。

濡れている間は、「スル」っと簡単に入って行きます。

挿入が終わると、ヘッドのスコアラインを見ながらグリップの「平行」「垂直」「水平」これらを目視で確認です。

乾燥する迄、グリップに力を入れて持ち上げると、せっかく調整したグリップが歪むので、乾くまでは極力触らないようにしましょう。

4:完成

いよいよ、完成です。

ここまで、わずか3分程度でした。

今回は、パターグリップを元に説明しましたが、アイアンシャフトやドライバーシャフトでも要領は全く同じです。

自分でグリップを交換すると、クラブに対する愛着が益々湧くと思うので、是非一度DIYで交換にトライしてみてください!