2014年2月26日水曜日

モーダス3 tour130  とダイナミックゴールド どちらを使うか迷います

◎モーダス3 tour130 シャフト 新発売

本日の話題は、新しく発売されたモーダスシャフト130について少し書いてみたいと思います。

アイアンのシャフトは、ダイナミックゴールド派とモーダス等の他社派に大別され、スチール使用のプレーヤー比では、8対2くらいでダイナミックゴールド派が多いでしょうか?


【ダイナミックゴールド】
1980年に発売を開始してから30年以上、ダイナックゴールドは適度な重量と粘り感でトッププロのパフォーマンスを支えてまいりました。また、全世界での累計出荷本数が、2011年11月弊社出荷までの実績で一億本を突破、幅広いゴルファーから長年に渡って御支持をいただいております。
                                                                             引用:トゥルーテンパー社Hより

【NS PRO】
N.S. PRO MODUS³ 開発,販売開始 2011年3月
                                参考:N.S. PRO HPより


わお!NS PRO モーダスが発売された時期に、もうすでにDGは累計1億本!!!
単純に、ホント単純に計算すると、5本セット平均としてウエッジ2本計7本ベースで
100,000,000本÷7=1,428万5,714セット分!!

日本のゴルフ人口が2011年総務省調べで、924万人
ちなみに
アメリカ:2,860万人
(その内の実稼働は1600万人ほど)
カナダ:640万人
イギリス:400万人
中国:100万人
インド:50万人

(世界の数字は2008年、出典:Sports Marketing Surveys の英国版より引用)
上位全世界の5分の4の人口を足しただけでも、4,976万人
実に、3.48人に一人DGシャフトを使用している計算になる。

これが、アイアンセットだけの5本がDGの人の場合、
2千万セット
2.48人に一人の割合・・・
ここまで来ると、巷でのスマホの比率がiphoneを使用している人の割合くらい多いイメージでしょう。

こりゃー、DG装着が多い訳ですなぁ

そこで、モーダスシャフトですが、
開発、製造及びリリースの時期から見ても、ここ2~3年でショップなどで見かけるようになりました。中古ショップなどでは、1セットか2セット位は、モーダスシャフトの刺さったクラブセットの比率です。

新し物好きの私も、発売当初からの使用と、限定生産ブループリントバージョンや同じく限定出荷のウエッジ用のプロトタイプを使用していました。アイアン用には、モーダス³のTX(フレックス)を使用しており、SやR等は使用した事が有りません。

DG(ダイナミックゴールド)のフレックスS200とモーダス120のTXが重量がほとんど同じ位で、
太さがモーダスの方が太い印象が有りました。
いつまでたっても、太さの違和感(構えた時の違和感。上からみるシャフトの眺め)が、モーダス太いなぁ・・・とずっと感じていました。
同伴競技者(ハンデ0の人)に確認してもらっても、明らかに太さの違いを指摘されます。


[そこで実測]
14.7mmバット側
13.7mmバット側

グリップの上からの計測は、同じメーカーのグリップでは無いので、誤差が有る為に、グリップ直下のエンドから同じ距離のバット側でデジタルノギスで計測。
シャフト番手は、7番アイアン参考値です。

チップ側は、9.1~9.3㎜の径となっています。
それぞれのシャフトのステップの段数は、同じ番手でも違いが有るので参考になりません。

添付のDGシャフトはミズノ純正アイアンの為、シャフト装着時に番手ずらしをして製造しているのが常の為、計測値はあくまで参考値としてご理解ください。

NIKEのDGでも7番アイアンは13.7mm前後でしたので、モーダスの方がやはり太いと結論づける事が出来ると思います。

さて、この2014年、新投入のモーダス3 tour130はどのようなシャフトなのか?
事の発端は、USPGAのツアープロ向けに用意されており、アメリカから先行して投入されておりました。その操作性の良さが評価され、日本へ舞い戻って改めてデビューした訳であります。

以下
↓NIPPON SHAFTのサイトに詳細が掲載されているので参考にしてください。

【モーダス130 仕様:特性】
http://www.nipponshaft.co.jp/products/steel/modus3_130.htm

 【モーダスtour130シャフトの口コミ】
http://mycaddie.jp/detail_search_1_PID_6368.htm


サイトの剛性分布図を見る限りでは、インパクトでのヘッドの還りを若干抑え気味で、ハーフエーダウンの間はしなりを感じる事が少なくなった様な感じでしょうか。

ビジネスゾーンで急激に走り抜けるモーダス120よりは挙動を抑え気味にセッティングしているのが数値から見てとれます。

120は、ためて走らせる打ち方をすると心地よい弾道を得る事が出来ました。
DGは、S200の場合は、パンチショット気味にダウンブローで打ちやすい剛性の持ち主で。

DGのX100の硬さかS400のゴリラ並みのパワーが必要か?
S400位の振り味(重量感)でS300位のハジキが備わっているのがモーダス130のS位とグラフベースの数字を見て想像する範囲ではそんな感じがします。

結論としては、40代の中年が実際の現場で(練習場では無い)振りまわして18ホール持つ様な代物では無いと感じます。

アマチュアの特性→自分のスイングパワーやスイングクオリティーを過信して、実力以上のシャフトを選択する傾向が顕著である。
(私は見事にこれに該当します・・・orz)


モーダスシャフト購入をご検討中の皆さま!!

DGとは全く別物です。(わかっとるっちゅーの!)

既存の120では軽い。からと言う凄腕プレーヤーは別として、アベレージでもその、何と言いますか、まだ振りまわしている類のプレーヤーの方は、店頭に有るモーダス品をただその場でワッグルだけで購入を踏み切っては、本来のスイングを壊します。
そんなこんなで、1からスイングを組み立てる必要性に、使用後3か月ほどで迫られます。

製品に関しては忠実にモノづくりをしているので評価出来ると思います。(要するに、真円成型が上手)フラットな台の上に転がすと、斜めに転がらない物が多い。
ロゴマークと、スパインの関係性が保たれている。
ロゴマークの真逆であったりするシャフトの出荷が適切である。
某中国産のDGは、スパイン(シャフトの背骨)がバンドラベルシールの向きとは整合性が取れていないものが多い。
NSは、そう言った意味で品管がしっかりしている。

そうは言っても、スイングは水ものですので、私の様に興味本位で購入すると迷走してしまいます。


モーダスの特徴を詳細に分析しているサイトを以下にまとめましたので、そこも参考にじっくり検討して購入していただきたいと考える次第です。


モーダス3 tour130 シャフト特徴まとめ

★NIPPON SHAFT モーダス³130製品仕様
http://www.nipponshaft.co.jp/products/steel/modus3_130.htm

◆GOLF EQUIPMENT WORLD[GEW]
http://www.gew.co.jp/news/maker/13121715646.php

これ以外のサイトは、試打の主観的なレビューが多いです。
私の感覚的レビューと同じですので・・・(哀)

上記サイトはモーダス130に関しての参考になるかと思います。

★加筆・増補:2014.4.4