2016年2月15日月曜日

文系と理系の交差点に立てる人にこそ大きな価値がある

「文系と理系の交差点に立てる人にこそ大きな価値がある」・・・エドウィン・ハーバード・ランドの名言より。

いやぁ、含蓄のある素敵な表現だなぁ・・・とウエブで見つけて思わず本日のエントリーのテーマとしてしまいました。
エドウィン・ランド氏はアメリカでポラロイド社の創業者で、後のスティーブジョブズも大いにリスペクトしたとの事。

今日は平日休みを利用して、久しぶりにアマゾンプライムビデオを観賞しようと(外は寒いから・・)思い立って、何を見ようかと物色していたら、最近公開(2016年2月12日)された映画「スティーブ・ジョブズ|」の話題を思いだし、先行して上映されていた2011年作の「スティーブ・ジョブズ」をアマゾンプライムビデオで改めて復習して新作のおさらいしておこうと考えたのです。

WIREDのサイトより

で、ひとしきり見終わった後、
ふーむ・・・
2011年公開の映画のビデオを今更評するような内容はエントリーできないぞ・・・
と一人考えていたところ、元あるアマゾンの評価者が40数名おられ、興味本位にどのような感想を記しているか見ることにしたのです。

内容に対するざっくり感の批判が非常に多く。ほとんど失意の評価がたくさんたくさんあふれておりました。

まぁ、確かに、最後のエンディングに向かうまでの復帰後のNeXTからの動向の描写は飛ばし飛ばしで端折っている(はしょってる)感は否めないとは思いましたが、やれ、「名言が少ない」だとか「晩年の成功局面の描写が欠落してるとか」の意見を読んでいるうちに、(まぁ真剣に読む方も問題ありますが)批判は建設的でないなぁ・・と「クリエイト」をテーマの一部として表現していた当作品を見た後だけに余計にそれら一連の評論がチープに感じたわけです。

NeXT(正式名称は、NeXT, Inc.Next Computer, Inc.Next Software, Inc. と変遷)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州レッドウッドシティを本拠地としたコンピュータ企業で、高等教育やビジネス市場向けのワークステーションを開発製造していた。アップルの創業者の1人スティーブ・ジョブズがアップルを辞め、1985年に創業。最初の製品NeXTcubeを1988年に発売し、小型化したNeXTstation1990年に発売。売り上げはそれほど大きくはなく、全部で5万台ほどを販売したと見積もられている。とはいうものの、その革新的なオブジェクト指向オペレーティングシステムNeXTSTEPと開発環境は多大な影響を及ぼした。
【Wikiより引用】



ともかく、「自分も同じ材料を与えられたら、作成できるのか?」

と、普段の本業では、文系・理系の間のような生業をしているだけに、強く感じてしまったのであります。

想像していた主観に基づいたイメージと異なる「人・モノ・発言・行動」などを目にすると、つい批判と言うやつを軽くしてしまいがちです。
ですが、翻って同じステージ(状況)に立たされてそれ以上のスペックを表現出来るのかと言えば、私のつたない経験則から言えば、答えはNOです。
批判が先に立つ人がクリエイティブな、あるいは革命的な「それら」を生み出すような局面を目にしたことはありません。

だから、今回のブログのテーマを批評的なタイトルを付けるのではなく、もっと建設的なモノを命名しようと、見た後からあれこれ探し回って考えて「これだ!」と思って付けたら、過去の著名人の名言で有った。と私も平凡な事しかできないわぁ・・・と反省をしながら書き進めているのであります。

2011年の作品は、良かったと思います。
内容の薄い濃いは置いといて、主人公のアシュトン・カッチャーなんかイケメンでご本人を彷彿とさせる違和感のない演技をしていたのではないかと思うし、脇を固めるキャストもすんなり頭に入って来て違和感が無かった気がします。

ただ、復帰後に顧問として参画していた時期を描き出した時の「iMac」をデザインする役の男性のところから、プロデューサーが別の人間にスイッチしたのかしら?と思うほど、そのデザイナーにフォーカスされ始めたところから、映画の前後関係が崩れだしたのは少し「?」な気がしました。


とにかく、2016年公開バージョンは本編をまだ見てはいないのですが、予告編を見る限りでは、主人公の男優が私の持ってるイメージとは異なっていたのでその時点で「?」です。

あと両作品に共通していた(あっち本編、こっち予告編ベースね)スティーブが恋人との間に子供を作り、認知するしないの「くだり」は要るのかどうなのか?個人的にはマストな要素なのかしら?どうかしら?といった所が疑問でした。

「人となり」か「生き様」かその人物のどちらに焦点を当てるかによって、必要なシーンかそうでないか分かれるのですが、その辺の判断は、文化人では無いので判断しかねるところではないかと・・・

かくなる上は、映画評論家の「浜村淳師匠」に是非ともラジオかなんかでこの2016年バージョンの評論を聞かせてもらいたいところであります。



【アマゾンプライム会員】の皆様は無料で見れますので、おさらいの意味を込めてどうぞ