日本シャフトよりNSPROシャフトシリーズのラインナップが新たに増えます。
130シリーズ発売の時と同様に、US先行発売後の逆輸入シリーズとなります。
本日のANAオープンで優勝した宮本勝昌プロも、NS.PROのモーダスシャフトを使用していましたね。
【以下、資料は日本シャフトHPより引用です】
基本的な特性として、アイアンショットがめくれる弾道が基本的な性能となります。
野球で言う所のライジングボールの様なホップする弾道が持ち味です。
従って、グリーンに適切に届くと、ビタ止まりするのが心地よい訳なのです。
CFSシャフトもめくれる弾道が打てますが、いささかより一層高く舞い上がる弾道になりやすいので、風の影響を受けやすい所が有りますが、モーダスシリーズは、ライナーで飛び出して、そこからグングンと上昇を始めるので、比較すると、風を切り裂くようなイメージが特徴的です。
前年に発売したTOUR130シャフトは、剛性が高く、DGシリーズに近い印象の製品に仕上がっていましたが、そこから少し重量を軽くし、しなりを復活させた様な作りです。
TOUR120では、重量が軽すぎてタイミングが狂うと言って、130にして少し硬すぎると感じた方には今回のシリーズは丁度良いかもしれません。
ネーミングに冠しているSYSTEM3という数字は、アメリカバージョンでは、1から6までのSYSTEMが存在し、6種類の特性の違いを楽しむ事が出来るのですが、日本発売仕様に関しては、その中間の3番目の特性の物のみの販売となります。
丁度中間に位置する事と、個人のフィッティングが煩雑になる事を避けた結果かと推測しています。
アイアンのシャフトに関しては、ドライバーのそれと比較しても、それほど神経質になっている方が比較的少ないかも知れません。
以前のエントリーでも記載した様に、5番アイアンなどのミドル・ロングアイアンになると本番では全く使い物にならないプレーヤーの方こそ、今お使いのそのアイアンのシャフトが有っていない可能性が大で有ります。
ショートアイアンは、短い上にフルスイングしないので、少々オーバースペックで重たくても、自分に合っていないとはなかなか気付かないものです。
所が、ミドル・ロングになると急に打てなくなるのは、明らかにアイアンのシャフトはフィットしていません。
軽すぎるシャフトを使用すると、ゴルフが下手に見られるといった様な間違った思い込みが存在するからです。
NS.PROはそのあたりの消費者心理をうまくケアしてデザイン的にも優れている性能のシャフトを上手くブランディングしていると考えます。
普段、DGシャフトを使用しているショートアイアンしか上手く打てないプレーヤーには、確かにTOUR120のシリーズはいささか軽すぎるかもしれません。
しかし、今回のTOUR125は、そのあたりの「軽すぎてタイミングが狂う」と言う悩みを解決した物であると考えます。
大手量販店で販売されている、つるしのアイアンセットを購入するのも良いですが、一度機会が有れば最寄りのプロショップで、アイアンシャフトのフィッティングをしてみて、アイアンのシャフトにも個性が有って、プレーヤーの個性と密接に関係している事を感じ、リシャフトに臨んでみるのも上達の近道になるかもしれません。
モーダスシリーズは、本来のめくれるショットが非常に打ちやすいシャフトですので、是非一度体験してみてください。
そろそろアイアンを軟鉄かステンレスか、鍛造か鋳造かマッスルかキャビティ―かだけで選ぶのを止めにした方が良いかもしれませんよ?!