2014年10月29日水曜日

走って、走って、走りまくる元気な中高年が増えたから、ゴルフ業界が衰退して行くのも当たり前だわ!

 スポーツに限って言う所の業界全体の繁栄の前提として
①競合他社が数多く参入してくる
②若年層の参画が多く、幅広い世代に支持される
③生活の一部として組み込む事が出来るので苦痛にならない
④費用負担が一定で比較的各種の所得層にも取り組みやすい
⑤自治体が後押しをしている
⑥健康志向に則している


これ以外にも挙げればキリが無いとは思うのですが、実は「マラソン」(ランニング)の事です。
マラソンは、外で走ってこそ楽しいスポーツ!

photo credit: . SantiMB . via photopin cc

ブログなんかの文字にすると、さっぱり面白くもなんともないので、以下の諸説資料などはさらっと流しますので、そのつもりでお願いします。

当ブログ内でも何度かに渡って、「ゴルフ人口」や「ゴルフ業界」の凋落ぶりを微力ながら警鐘を鳴らしているのですが、人の趣向性と言うのは「はずみ車の作用」が有り働き出すと、もう誰にも止める事は出来ません。
勿論、止める必要も全く無いのは十分踏まえた上です。

「ラブ!ゴルフ」の表題にも記している通り、愛を込めて、「ゴルフ人口・業界」の現状にカツを入れたいのですが、冒頭に記したメリットだらけのマラソンを取り巻く環境を勘案すると、ゴルフ業界衰退もさもありなんと考えてしまいます。







比較してみる

■マラソン人口の推移

カリカリカリウムさんのサイトよりランニング・ジョギング人口の推移グラフをお借りしてます

2014年度の日本のマラソン人口は、およそ10人に1人の1,000万人(推計)いらっしゃいます。
2010年度は同じく883万人で有った事から考えると、実に117万人も増えています。(石川県1,169,788人・山形県1,168,924人とほぼ同じ人口:2010年度)

■ゴルフ人口の推移



【当ブログ内の関連エントリー】

ホリエモンとゴルフって、どうよ!?

2014年度の日本のゴルフ人口は、およそ500万人(統計データーは諸説ある)
2010年度は同じく855万人
同じ時期の4年間でおよそ355万人減少した事になります。
(茨城県2,969,770人以上静岡県未満3,765,007人同:2010年度)

排除項目として、
・マラソンとゴルフ両立
・ゴルフ未経験者のマラソン人口として組み入れ

ゴルフから355万人がマラソンへ鞍替えして117万人純増した事は十分可能性として有る。

現在ではマラソン人口が4人に1人となった事を考えると、ゴルフの同伴競技者の4名1組の中で、「あ、俺やめるわ!」なんて1名抜けてマラソンへ転向するって言うケースが現実有るぜ。
同じケースは、我がチームでも実際に有ったよ。

今でも、そのゴルフ辞めた人は、すっかりマラソンの魅力に魅了されて、クラブ握って無いらしい・・・

そこで考える

思うんですけど、無理にゴルフの競技人口増やす必要有りますか?・・

それなりにシュリンクして行けば、不要不急な人やモノや企業や設備など収斂していって、必要最小限になった時に、真に既得権益が解消される健全なモノになると思うのが率直な思いです。

フォアザカスタマーに徹する事の出来る業者や業界や団体だけ残って、消え去るのは、マーケットが判断するから、今更2015年問題など対策しても、仕方のない事として受け入れた方が潔いと思いますけど・・(私見ですよ)

参考資料各種は、団塊の世代の最後の年代が2015年にひとまず現役職務から大量に立ち去る事と無理やりリンクさせてますけど、まぁそれも一理有るけど、じゃぁ、マラソン人口が大幅に増加しているのは何で?

マラソン業界に関しては、知見が全く無いので、競技人口増加の阻害要素が直ぐに想起出来ないですが、日本人ランナーが、「海外へ新天地を求めて」なんて明らかに業界に反目するような現象が起きていないのはまだまだ健全運営の証左では無いかと考えています。


◎「かなり深刻、ゴルフ業界の人口減少」
もはや、当ブログでも、何度となく取り上げてまいりましたが、2015年問題と言えば、今現在残す所3カ月強で2015年に突入するので、WEBメディアでもガシガシ警鐘を鳴らし始める所が多く見受けられるようになってきました。
団塊の世代って数にモノを言わせてあらゆる局面で良くも悪くも影響大の様です。

リタイアや引退する諸先輩は、私が心配する所では無いですが、それより問題は、後継問題です。
後に続く人間が減少するのが一番具合が悪い。
これは、ゴルフに限った事では無いとは思いますが、唯でさえプレー人口の編重しているゴルフ競技に於いて、先細りして行くのは忍びない事この上ない現象であります。

若者の、ゴルフに対する取り組みの中で一体何がネックになっているのか?
これが良く分かるモノを見つけましたので、以下に簡単に列挙してみたいと思います。

・車が無いとゴルフに行けない
・1ラウンド3000円程度で無いと、懐事情に合わない
・練習場だけでは面白さが伝わらない
・「接待」と言うイメージとセットになっているスポーツだ
・ゴルフ以外にも面白い物が目白押しだ
・ゴルフ場の殿様商売が、旧態依然だ
・道具が高額で持ち運びに不便な上に、近所にプレーする場所が無くサッカーや野球の様な身近な親しみやすさを感じない
・道具を揃えるだけでもかなりな負担なうえに、そこからの支出が半端無く痛い
・休日まで会社の人間と共に居たくない
・下手だから上手く打てないが、そのタイミングで後続組みのプレッシャーを感じ面白さを感じる事が出来ない
などなど

ゴルフ未経験者が始められない最大の理由
それは
◎「お金が掛かりそう」
だそうだ

以上、SankeiBiz9月20日の資料より引用

で、業界各社がこれはいかんと言う事でそれぞれ独自に取り組みを始めているらしいが。

◆「若者の自家用車離れ」
これは、ゴルフのせいに限った事ばかりではないと思うが、確かに自転車やバイクやまして歩きではなかなか練習すら現実的では無い。
河川敷までサッカーボールを抱えて歩いて行く。これは確実に私にも経験が有るので簡単だが。
乗用車必須はこれはどうしようもない問題だ。

◆「ラウンド金額が高い」
フィールドの維持管理にはかなりのコストが必要です。
1ホールに1本だけしか松の木を植えない。
18ホールで1か所だけしか池を作らない。
バンカーも1か所だけ。
フェアーウェーは刈り取らない。
グリーンも手入れしない。
社員も1名で受け付け、コック、キャディー、グリーンキーパーすべてこなす。
これ位なら、3000円1ラウンドで可能かな?
あり得ない感じです。

◆「何一つ取っても金が掛かる」
これは、死んでも税金を取られる。に近い状況かと。
この辺は、改善の余地ありかも知れないですが、ゴルフ場や練習場だけではどうしようもない事。

◆「接待イメージ」「休日の上司との帯同拒否」
これは、気持ちの有りようをチェンジしてください。としか言い様がないですなぁ。
接待は、接待として使用する場合は、例えばサッカーで接待出来ます?
野球?ビリヤード?水泳?乗馬?テニス?
素性も良く知らない得意先の人間と懐柔するにはゴルフがうってつけだと思うのですが。私だけ?
上司との帯同等は、嫌なら断れば?の感想です。

◆「道具に対する過剰な拠出」
これは、当ブログでもお得情報をどんどん取り上げて、ギア選びのお手助けするように頑張る事は勿論ですが、口コミサイトや、他のゴルフ関連ブログ等でWEBを利用して事前情報を大量に仕入れてくれたら、かなりの経費削減につながると勝手に想像しています。
少し前までは、そんなWEBで取得できる情報など無く、店員かクチコミかしか選択肢の無い中で過ごして来てるんだからね!おっさんたちは・・・

◆「少しも面白みを感じなく、他にも面白い事が沢山ある」
他にも面白い事が有るのはすごく幸せな事です。どうぞそちらへ。
少しも面白みを見いだせないのは、最近、教え魔の先輩や上司の存在が圧倒的に少なくなってきた事が影響しているかも知れません。
この不景気の折に、財布のひもも固くなり、指導できる諸先輩自身も、プレー回数の制約を余儀なくされる状況になって来ているからではないでしょうか?

景気に左右される部分も有るのでここは断言できませんが。

初心者は、特に若い人はそれなりの感情を持ってゴルフに感じているのだと改めて気付かされました。
ホントにもう少しお金が掛からないようになればすごく素敵なんですが。
海外でのギアやプレー代は、笑うほど安いので、日本だけ特殊な既得権益がどこかに存在するのでしょう。
その障壁が除去されない限りは、プレーする最後の一人が消滅するまで利益を吸い続けると思います。どの業界にも言える事ですが。

ゴルフ業界の各企業も危機感を持ちだしているので、それはそれで良い事だと思いますが、何時ものことながら、遅きに失した感が有るのは否めません。

私も、事あるごとに、友達では無い知人などを誘ってはゴルフ練習に誘ったりして身近な運動をしていますが、経済的な要素も多分に有るので余り無理強いは出来ないのが悩みの種です。
ですので、こうして、情報発信する事により、ギアのインプレなどを通じて金のかからない情報取得の一助になればうれしいなぁと想像しながらエントリーを積み重ねています。

私のブログのタイトルは決して間違っていなかったと改めて感じた次第です。