昔から、「パッティングに型無し」等とレクチャーを受けた記憶は無いですか・・・?
先進国のアメリカでは、まずそんな考え方は存在しません。
そして、日本においては、その多くがパッティングフォームやストロークに関して間違った教えを実践していると言う悲しい現実が有ります。
最近の研究では、それらを改善する取り組みが日本でもかなり浸透して来ています。
今日はそれらの一端をまとめて話を進めて行きたいと考えています。
その要素とは・・・
■パッティングに関する一連のフォームが整っている
■グリーンサイドでのリーディングが出来る
■自身のストロークに合ったパターを選別、所有している(パターの選び方)
以上の3つの要素に大きく別れます。
このエントリーでは、上に挙げた3つの項目に基づいて、それぞれ皆さんと一緒に考えて行きたいと思います。よ。
パッティングに関する一連のフォームが整っている
これはどういう事かと言いますと、
①正しいセットアップ
②正しいストローク
③正確なインパクト
④正しい距離感・テンポ
の4つに別けて考える事が出来ます。
ぜひ、パターの練習に取り入れて下さい。
①正しいセットアップ(パターのアドレス。大事です)
A:目線と肩のラインのセットアップ
止まったボールに対して肩のラインと目のラインがターゲットであるカップに対して正確に(水平に)構える事が出来る。或いは意識出来る。
と言う事です。
肩のラインと目のラインが共に開いて構えてしまったり、或いはその逆でクローズで構えてしまったり。
それを自分自身で「気づく」セルフチェック機能を普段の練習で備える必要が有る訳です。
現場のグリーンにおいても、自身の狙ったラインに対して水平に構える事が出来なければその時点でつまずいている事になります。
この写真では、まだ少し右足体重が気になる所ですが、もう少し左足体重にした方が好ましいと思います。
いまだに、知らない人との合同コンペなどで、この様な「五角形」の腕の形でパターを構えるプレーヤーが存在しますが、このフォームでは、いつまでたってもパッティングが安定しませんよ・・・
「振り子」で振りやすいからと習得した(教え込まれた)のでしょうけど、フォームとしては好ましくないです。
B:上体の前傾確認
アドレスして構えた上体の頭とボールの距離や前傾時の角度など、これがパッティングする度にバラバラでは、いつまでたっても画一的なパッティングを構築できません。
上の写真にも有りますが、上体の前傾は、所有したパターのレングスに起因するもので、両腕を絞って、脇腹に密接にへばりつけ、地面に届かない分だけ前傾する。
この順番に前傾角度が決まります。
そこで、パターが振りにくければ、その所有しているパターシャフトのレングスやライ角があなたに適正でないのかもしれません。
②正しいストローク
せっかく、カップやターゲットラインに対して正確に立つ事が出来ても、ボールをまっすぐ打ちだせるパッティングストロークを身に付けないと、パッティングはいつまでたっても減る事が有りません。
ストロークを安定させる為に、自宅でも簡単に出来る方法を後ほどご紹介します。
③正確なインパクト
①と②が上手く習得できたと、仮にしたとしても、パターフェースの「芯」でボールを捉える事が出来なければ全てが水の泡になります。
「最後の一転がり」実はこれが大きく起因しているのです。
パターの芯でボールを捉える事が出来たとしても、そのレギュラーボールの「真芯」が間違っていると、またまた転がりが不安定になります。
ですので、所有しているパターの「芯」と使用しているボールの「芯」を常日頃から調べておく必要が有る訳です。ね。
④正しいストロークテンポ・距離感の習得
正しいテンポと手首を使わないストロークを身につける事で、「基準」となる距離がインプットされるのです。
「打ち急ぎ」⇒テンポの乱れ
「手首の使用」⇒パンチが入る
これらは、確実に制御しないといけない事です。
グリーンサイドでのリーディングが出来る
これは、最近日本でも上陸した、「aim point ezepress」(エイム ポイント エクスプレス)です。
グリーンリーディングに関しては、無料で宣伝ですが、当ブログサイトでも何度も登場します「ゴルフラボ」にて今後何度でも講習会を開催していますので、そちらでノウハウを習得してください。
NDS的な(守秘義務契約)的な制約の為、この場で散らかして披露するような事が出来ませんので割愛します。
「ゴルフラボ サイト」⇒こちら
エイムポイントとは、元々、ライフルなどの照準器(スコープ)が語源です。
自身のストロークに合ったパターを選別、所有している
上述した、2点のポイントを練習の成果確実に身につけたとしても、それを実際のフィールドで確実に再現できる「武器」が無いとどうしようも有りません。個人差で、パターにも、ライ角・ロフト・スイングアーク等のクリニックを受けないと適正な種別が判断できないものが「パター」の奥の深い所です。
センターシャフトのパターを選べばよいのか、それともピン型を選ぶのか?
マレット型か。個人的な判断では、迷ってばかりです。
ですから、自身のパッティングストロークを一度診断してもらう事を強くお勧めします。
ストロークに関しての関連エントリー
関連記事⇒こちら
さて、以上に上げた注意点を元に、なかなか気付きにくい「パッティングに関する一連のフォームが整っている」の各種項目の自宅で出来る実践例を以下に簡単に・・・
①正しいセットアップ
A:目線と肩のラインのセットアップ
これに使用する、ベストアイテム「クラシック パッティング ミラー」と言う練習ギアですが、現在、「欠品」しておりまして、こちらを使用したチップスは後日エントリー化してみたいと考えています。
B:上体の前傾確認
これは、パターのバックフェースのターゲットラインの印の部分に「スティック」(パッティングロッドと言う)を刺して、そのスティックが構えた自身のみぞおちに当たるように固定し、グリップエンドが常にヘソを差し続けるようにストロークする練習を繰り返します。
ゴルフショップで販売している、「パッティング ロッド」は、それなりに良い値段しますので、ここはお安く済ませる為に、ホームセンターで販売している「のれんレール」を代用します。
この「のれん レール」は各種金属の種類が有って、スチール製・鋼板性・アルミ製と3種類くらい存在します。
ここでは、アルミ製をチョイスしてください。
その理由としては、アルミ製以外は、重量が重たくて、ストロークの安定化以前にまた違った弊害を発生させるからです。
今回購入したのは、「テンション ポール」と言う製品です。
ねじまわし式になっていて、70cmから120cmまで伸縮自在なアルミ製の優れモノです。
このポールを使って、上体の前傾角度・距離を常に一定化して行く訓練をして行きます。
この時、注意するのですが、ボールは左目の真下に位置して置いているので、フォローは右足よりもはみで無い様にして、そこからインパクトに向け左足を追い越してボールの位置から等分にフォローを取って行く事が必要となります。
②正しいストローク
これは、パターヘッドが適性に直線、或いはセミアークを描いているかを同時にチェックする事が重要です。
これも、当サイトのエントリーでかつてご紹介した、パッティングアークを適正化する為の「ギア」です。
パターヘッドのヒール部分がこの黄色のプラスチックの器具の壁面から離れる事無くストロークする練習を重ねると、適正なストロークアークを手に入れる事が出来ます。
③正確なインパクト
グッドギアの登場です!
「スイートスポット 360」
これは、効果てきめん!
あなたの所有しているパターのスイートスポットに貼り付けるだけ!
これで、練習すれば、本来持っているパターの打感の良さを再認識できるはず!
しかも、このプレートの裏面にはすでに両面テープが用意されているので、離形紙をはがすだけでOKですよ!
プレートが3枚入って、1,080円(税込)なので、お友達にお分けしても良いかもしれません。
このプレートを、パターのフェース面(スイートスポット面)に貼り付けて、パッティングの練習をただひたすら繰り返すだけです。
ざっと、要点にしぼってお伝えしましたが、欠落したアイテムや、この場で入手が間に合わなかったギアなども多分に有りますので、機会が有れば、また別のエントリーでご紹介して行きたいと考えます。
1ラウンドパッティングストロークを30パット以下に!!
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・リスペクト資料:「EYELINE GOLF」ASAHI GOLF CO.,LTD.⇒WEBサイト
・技術監修:ゴルフラボ⇒WEBサイト