執筆活動をなりわいにしているわけでもないので、こう言った空白の期間と言うのは突如として現われたりするものです。
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相変わらず、「セラフィムカプセル」関係の「豊胸」「サプリメント」に関してのエントリーのカテゴリーであります。
本来の「ゴルフクラブギアインプレッション」のPVで無い所がニクイのですが・・・
あぁ、アクセス凄いことになってるなぁ・・・
って「ボーッと」ただただ眺めていたらあっという間に時間が過ぎ去ったと言うのがホントの所でした。
で、その「プチ祭り」が本日火曜日で一旦落ち着きを取り戻し、本来のPVに平常運転となったのでした。
平常に戻られるのも困ったものなのですが、異常に炸裂するのも逆に動揺してしまいます。
そのくだんのアクセス増加期間中は、当然ながらそれに比例するようにして「アドセンス」の収益もちょっとした感じになったのですが。
時を同じくして、「アマゾン キンドル」で電子書籍を読みふけっていた事もあって、アクセス増加アドセンス増加と並行するようにその書籍の内容を検証する様な貴重な時間を有する事が出来たのです。
で、前置きが長くなったのですが、今回はその電子書籍について少し雑感を書いてみたいと思います。
本書のタイトル
「GOOGLE AdSense/成功の法則 57」
(グーグル アドセンス/せいこうのほうそく 57)
染谷 昌利(そめや まさとし)著
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言わずと知れた、あの「ブログ飯」を上梓した染谷さんが送り出した書籍となります。
本書の「内容」に関しては、詳細に書くようなことはしないつもりです。
同氏はブログ運営を10年以上営まれており、こちらは駆け出しのペーペーであるので、この場で「書評」的なモノを展開するのは余りにも僭越であると考えるからです。
おまけに、本書の「内容」を詳しく書き出すと私の敬愛する映画評論家の浜村 淳(はまむら じゅん)さんの様に、話を聞いただけで映画の中身が分かってしまうのが特徴であるように、それで「おなか」が満腹になって販促に繋がらなくむしろ逆効果(ちょっと言い過ぎかな・・)になると思うからです。
本書を読破してまず率直に感じたのは、「ブログを今から始める」スタートアッパー向けのいわゆる取扱説明書的な記述で終始しています。
本書のタイトルを「パッと」見た限りにおいては、アドセンスに関する収益性向上の様々な「チップス」が随所にちりばめられているのかと期待に胸が膨らむのですが。
自分がダウンロードした際の購入費もそれなりのお値段しましたので・・・
要するに、本書のタイトルと内容が合致していない所が非常ににくいと感じます。(これが一番の感想)
本書に記載の各種カテゴリーの文章は非常に読みやすく、良くまとめられているし文章表現も理解しやすい適切な表現を駆使して読み手に理解を深める事を心掛けて書いていると率直に関心します。
でも、肝心の成功の法則と私が取れる所は・・・です。
取扱説明書的と表現したのは以上の様な理由からです。
ですが、長い期間中ブログを運営していて、ふと疑問や気付き等を立ち止まって読み返したくなる事に関しては秀逸な内容だと思います。(初心に帰ると言う意味で)
そこで、ひとしきり本書を読み終えて感じたのですが、WEB上にググれば転がっている同様なポイント的な内容は、こう言った一生懸命執筆した方の書籍など(あまたある)から引っ張ってサイトなどに展開しているのか?はたまたその逆なのか?わたしには計りかねますが、どこかで読んだ類似の内容は、表現手法が異なっても「あぁ、あのことね・・・どこかで読んだことあるわ!」となってしまうのですよね
本書に触るのはここまでにして、
当エントリーでタイトルに冠した「本当に有益情報なら(だと思っているのなら)かんたんに他人に教えたりしない」と改めて再認識した次第なので有りますよ。
こう言ったブログのアドセンスのノウハウ関係(書籍・WEB含む)は、
1:ブログの構成方法
2:アドセンスのマネタイズあるいは効率化
3:それらの複合方法
(アフィリエイト関連はここでは除きます)
以上の様な、3つのエキスを披露したり検証的に投げかけてみたりと、たくさんたくさん転がっています。
1:ブログの構成方法(テクニック編)
①エントリータイトルは32文字でキーワードを盛り込んで投下せよ
エントリータイトルの32文字
⇒これ、どこでもよく目にするブログ運営の際の1丁目1番地的なテーマです。
思うに、アルファブロガーさんのその多くは「エントリータイトル」32文字的な縛りをあまり見かけません。わたしも全く気にしないです。
はっきり言って、関係無いと思います。
気に掛けている事は、「5・7・5」の様な他人が見て読みやすい拍子の取りやすい「エントリータイトル」を出来る限り心掛けています(実際は出来てませんけど)
エントリータイトルは、キーワードを盛り込んで記述
⇒キーワードとなりうる文言はこれは必然的に「そう」なってしまいます。
ただ、キーワードどうしを「近接」する事が大事なので、タイトルに掘り込んだキーワードが離れ離れになってしまうと効力が半減するみたいです。
キーワードの抽出作業は、文頭から順に優先されてマーキングされて行くので、文末に核心的な「キーワード」を掘り込んでも、それはもう遅いのです。
核心部分は、筆頭に近ければ近いほどベスト。
②記述分中も適せん「キーワード」を織り交ぜて記述を展開して行く
⇒あかの他人様が訪問してブログを読んでくれる時に、文章の中で「あれ」や「それ」を多用して話を進めて行くのは、前後関係を理解している書いている本人だけ。なので、極力「あれ」や「それ」を削減して、同じフレーズ(キーワード)が続く様でも「はしょらず」に記述するようになります。
(国語の時間の作文の書き方で習った、同じキーワードが近接する時は、「あれ」や「それ」で書きなさい)と習った事の逆を行くわけですね。
ex.入試問題で、「それ」は本文中の何を指していますか?の「それ」に該当します。
ブログをしたためる時は、全く逆の手法ですね。
でも、改めて意識しないでも「キーワード」や「フレーズ」は必然的に連呼してしまいます。
コツでも何でもないと思うのは自分だけ?
③ブログを記述する時は「起承転結」よりも「序破急」で記述する事
⇒比較的長い文章になると、「起承転結」で書いてしまいがちになりますが、「序破急」で記述する事がブログを記述するコツ
枕になるさわりの入りから、話が展開を見せて、落ちの記述へ移ったり、所感をまとめたり
これも、良く転がっているコツですが、これは難しいですね・・・
「起承転結」の時と「序破急」の時と、おり混ざって投下している感じです。あるエントリーは「起承転結」系、違うエントリーは、「序破急」系。
そこまで文章をコントロール出来たら「プロ」ですね。
ですが、「スマホ」読者が多い昨今は「序破急」の性急な内容の方がニーズに合致している傾向が有ります。
ヒット商品でも「安・近・短」が商品政策の要でもあるように、ブログも「序破急」です。
④文章の構成とは遊離しますが、エントリーは出来れば毎日1つづつ積み重ねる事
⇒それなりに、ブログを人様の目に触れさせようと考えると、100エントリーを超えたあたりからPV増加が顕在化します。
ですので、この④は結構重要視しています。
ブログを書くと決めたら、結構この項目は継続できそうな気が自分ではします。
本格的に、耳目を集めたいと明確な欲望が有るとしたら、500記事は必要となりますが、その頃にはPV数の増加がかなりの励みになっていると思います。
⑤記事中の文章は、小学生高学年が読んでも理解出来る熟語の書き方を心掛ける
⇒いい歳をした中年が文章を書く時に、何でもかんでもスペースバーを押して漢字に変換してしまいがちです。
しかし、そこは「あえて」漢字にせず「ひらがな」で表記する事を織り交ぜるようにするのです。
ブログと「漢字」は親和性が低い為に、記述する本人は分かっていても、そこはわざと「ひらがな」で。これは意外とコツです。
あとカタカナも良いですね。
漢字の多投は、「お堅いイメージ」の文章になって、その結果、PC経由での調べ物的なニーズへ移行して、結局書いている内容がただの「ブログ」なので、有益性(専門性)が低いと早晩判断され、直帰率の高いただのその辺の「ブログ」と化してしまうのです。
現在では、「スマホ」経由の閲覧が圧倒的多数を占めているので、目が「ちかちか」するような「漢字」の使用は普段よりやや抑え目で使用するのが良いです。(あなたが漢字を良くご存じでリテラシー高め)と言うのは、読み手には全く必要のないファクターなので有ります。←「有ります」も「あります」とわざと無変換のままにしておくのですよ。
⑥3行改行の重要性
⇒オヤジブロガーなどにけっこう散見される現象ですが、エントリーの文章を、ずーーーーっと改行せずに一息に書いてしまうこと。
改行は、読み手の「一呼吸」を意味するので、「3行書いたら1行開ける」これを少し気に留めながら記述する事もポイントです。
↑冒頭の「記事の中のアドセンス」から上と下で改行の様子を区切ってその違いが分かるように変えてみましたが、「記事の中のアドセンス」の上部の文章は程良く改行がされていて読みやすく無いでしょうか?
「記事の中のアドセンス」以下は文字がぎゅうぎゅう詰めで読みにくいと思うのですが、違いわかります?
これは、訪問された方のその時の「エモーション」にも起因するのですが、「がっつり調べ物をしたい」時は、文字がぎゅうぎゅう詰めでも気にせず読み進めて行ってくれる事が多いです。
が、「ふらっと気安く立ち寄った」場合、ぎゅうぎゅうに詰められた文字を見て「すーっ」と帰って行かれます。
その時々の投下した「ブログの指向性」にもよりますが、「ブログ」は「ブログ」専門的な文言や記述はあまり期待せずに訪問されている人が多数を占めていると考えて取り組んだ方が良い結果が出ます。
2:アドセンスのマネタイズあるいは効率化
①アドセンスが収益化されるのは、エントリー数が100を超えたあたりから
⇒明確な収益として受け取れるようになるのは、自身もそうですが、よそ様のサイトでもそうですが100記事を超えたあたりから明確化するようになります。
そこからは120記事を超えるとそこそこに弾みが付くようになって、後は喩は異なりますが、「慣性の法則」的に記事数と収益性は比例して行きます。
②ブログのタイトル直下やメインタイトル右へのアドセンスは収益性を低下させる
⇒これは、先に取り上げた染谷氏の本書にもサラッと触れていた事とニアミスするのですが、「アドセンス」と言うのは、上段の左端から下へ順番にコストが決定される仕組みになって行きます。
ですので、最上段やタイトル直下の横長のレクタングル等は、まぁクリック率が低いので、そこのコストが当該ブログでの基準金額と算定されて、以下「記事中」や「記事下」等はあわれ可哀そうに良く「クリック」されるのに、冒頭の触られないアドセンスの基準金から格下扱いの単価へ設定されるのでありますよ。
デザイン的に、冒頭にアドセンスを掲載しているのであればまだ良いのですが、それはブログ全体のRPMを下げる筆頭要因にしかならない(なりにくい)ので警戒が必要ですと言う事ね。
だいたい、タイトル直下やメインタイトルの横の空白スペースに入る「横長系」は競合が少なく、結果として入札単価が低いままブログに掲載される傾向が高いです。
「レクタン」の中や大は、競合過多に有って、需給バランスが取れていない為に、比較的サイト運営者有利なコスト設定されやすい傾向が有るようです。
ですので、「レクタン」の中や大を勧められるわけですね・・・
③アドセンス広告は出来る限りブロックしない
⇒歴の浅い自分よりも、この道何十年の「グーグル」が適せん振り分けるアルゴリズムにかなう訳が無い・・・
これが率直な検証結果による感想です。
当初は、あれをブロックしたり、これをブロックしたりと色々闇雲に変更しまくりました。
ですが、まったく奏功されず、いわゆる「下手の横好き」となる結果しか得られず。
この考えに至りました。
ただ、あくまでも投下ブログの趣旨にそぐわないと判断出来たら、それも良しとした方がいいです。
が、滅多に触らない方が抜群に収益性が向上しますよ。
④レスポンシブルデザインに基本設定したらあとは、まかせる
⇒ブログ内でのアドセンス配置が確定したら、「レスポンシブル」のサイズの推奨であとはお任せする。
これに限ります。
アドセンスの大きさを配置によって色々変更しても、経験値は詰めると思いますが、それ以外は徒労に終わります。
⑤アドセンス収益がそれなりに推移している時は、決して配置変更等の加工をしてはならない
⇒少し調子の良い時が突如と出現したり、いわゆる(確変状態)のゾーンに入ったりする時が有ります。
しかし、ここで更なる野望を持って、がさがさアドセンスのサイズを変えたり、位置を変えたり等。
これは、全くと言っていいほど逆効果です。
ここは、収益の「波」がひとまず収まるのを待って、数が落ち着いてきたり、あるいは減少してきた時に着手するのがベストです。
あなたの、その欲望は向こうでお見通しなので有りますよ・・・不思議なんですが笑
⑥年間を通して、2月・6月・8月・11月は収益が3割減少する
⇒2月・8月(ニッパチ)は商売をしている方なら当たり前ですが、ブログのPVや収益性もそれに連動するのは説明の必要は有りません。
それ以外の、6月・11月は祝日が少ない事と、年間を通してイベントが無い事などに起因します。
一方、炸裂するのは、3月・5月・10月・12月となります
これは、企業の決算期と相関関係が有りますが、広告出稿に関する予算の消化も、年度末(企業による)に集中して消費傾向に有るようです。
あと、一般的にイベントや祝日の連続性が市場の活性化、ひいては各種の販促活動の活発化につながるのがその原因です。
ですので、ブログのカスタマイズや大幅な変更等は、2月・6月・8月・11月の期間に留め置いた方が良い傾向です。
それ以外の1月・4月・7月・9月に関しては、大多数の人がイベント化する期間で、時間の消費が多岐に渡るのでPVや収益も分散傾向に有ります。
が、平常月として堅調に推移する月が多い傾向に有ります。
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ざっと、簡単に代表的なポイントを列挙してきましたが、どれもこれも「ググれば」それなりに出現して自分で調べられるモノばかりで、特段目新しい物は有りません。
今回取り上げた「本書のあらまし」(内容は異なる)は、この様な、
今まさにここまで読み終えたあなた様と同じような心境になる電子書籍であるとの印象を持ったのでした。