「Yahoo 知恵袋」にたどり着きました・・
一年に一回くらい目にするサイトですので、ふーんと何気に閲覧をしておりますと、
「ゴルフと環境破壊・・」
この様なフレーズで、関連する質問がツラツラとぶら下がっており、一通り目を通して見ました。
んっ!!
ゴルフと環境破壊、ゴルフが環境破壊??
どーゆーこと?!
わたくし、恥ずかしながら、この様な高尚な視点で「ゴルフ」を捉えた事が無かった事に気づき。
ゴルフを愛する一員として、後学の為にフムフムと読み進めたのでした。
一連の投稿に共通していた事として、「環境破壊」が何を指すのか広義でも狭義の意味においても定義されておらず、最後までその漠然とした「環境破壊」はどのような事象を指すのか分からずじまいでした。
質問者の指摘を以下にまとめますと
・ゴルフ場の造成は日本の森林を大規模に伐採する
・ゴルフラウンドへ駆けつける人間は、都会から田舎へ排気ガスを撒き散らしてゴルフ場へ赴く事が問題である
・ゴルフ場のあのコンディションを維持するのに大量の農薬を散布する
・ゴルフ場の全てを(過半数を)太陽光発電などの大規模ソーラー設備にした方が日本の環境の為になる
・その他割愛
それらに対する反論は当然付けられていたのですが、これも割愛します。
ところで、ゴルフのプレーや技術論に傾注している私の様な人間以外に、こういった全く予想もしない視点からゴルフに対する見方をこの様に見ている人がいると分かった事が最大の驚きであります。
今現在は、バブルも終息し、あれから20年以上経過しそうな環境にあっては、ゴルフ場の造成で森林伐採の被害を懸念と言う指摘は、少しずれているので、指摘には当たらない時代であります。
ゴルフラウンドへ駆けつける排気ガス云々は、田舎の山野へ行けばいくほど、排ガス規制クリアしているのかどうか微妙な10トンダンプが走りまくっているので、これもその指摘からは少しずれていると思います。
ゴルフ場維持の為の大量の農薬散布は、年々農薬改良が進み、少量で人体に影響の少ない物に置換されていっているので、(当時より使用規制の品種も増えたし)こちらも現在ではあまり指摘に当てはまらないと思います。
TPP推進派で有名な、ひとつ前の経団連会長の企業の方(ほう)が、アメリカの○ン○ント社(ベトナム戦争で使用した枯れ葉剤のメーカー)の舎弟企業なので、それによるTPPでの農産物の肥料や遺伝子組み替えのビジネスベネフィットの方が大きい。
従って、ゴルフ場の芝生の農薬より、われらの食卓に上がる食品の農薬等の方が規模や問題共に桁違いに大きいですから、
故にこの農薬指摘も現在に於いてはあまり指摘に当てはまらず、と考えます。
最後の、ゴルフ場をメガソーラーに変更しろ!等の極論ですが、
そんなことよりも、地方の飛行場で同様の事が言える。
酷い空港など、「リモコンヘリ」の競技会を開催させたり雑草だらけで放置されたり、(こっちの造成は税金で作っているんですけど・・・)
以前、とある地方の自治体に、休眠空港を活性化でメガソーラー設置の提案をしたところ、「はぁ・・???」って何言ってはるんやろ的にあしらわれた過去が有る。←2007~2009年頃の話なので当時はまだ時代が追いついて無かった・・・orz
環境縛りで言うなら、ソーラーパネルを作成する際の、シリコンインゴッドの研磨等で大量の・・・が出るっていうの!
ソーラーを製造する際の電力やエネルギーを加味すると、決して優位性が高いとは言えないと思うし。
いずれにせよ、そんな観点でゴルフを見てる人が多いんやぁと言うのが率直な感想です。
先にも書いたように「環境破壊」定義がどの状態を指し示すのか分からなかったので、明確な反論は、私がこの場でいかように書いても成立しないと思いますが・・・
明日から、土にかえる「ティーペグ」でも使ってみようかしらと、少し思った今日の知恵袋でした。
【過日反証】
出所:日経BP、日経テクノロジーオンラインより引用
森トラストは、今回の旧・ラフォーレ白河ゴルフコースだけでなく、宮城県仙台市のオフィスビル「仙台トラストタワー」、宮城県刈田郡蔵王町のリゾートホテル「ラフォーレ蔵王リゾート&スパ」など、東日本大震災の被災地に多くの土地を持ち、建物の賃貸やホテルの経営といった、さまざまな事業を運営している。地域に密着している事業が多く、それぞれの被災地における事業を継続するとともに、それぞれの被災地の復興に寄与していく方針を掲げている。森トラストが、自社所有のゴルフ場を実際にメガソーラーの大規模発電所に改変していました。
引用元の記事中には、地元の意向も反映されたと書かれています。
地元の方が歓迎する事なら、その事業は良い事なのでしょう。
今後の、ゴルフ人口の益々の減少に溢れんばかりの数のゴルフ場をどのようにして統廃合して行くかが今後の課題の様です。
上記にある様に、能動的に整理して行く事よりも、必然に迫られて整理する速度の方が加速度的に速くなっていくような気がします。
先般、アコーディアが7割整理の表明をしたのは、来るオーバーフィールドの時代に備えて、収益化を急いだ事が顕在化した具体例かも知れません。
団塊の世代が、ゴルフを引退すると、有効人口は900万人から一気に400~500万人強まで下落するとの試算も出され、益々斜陽産業に拍車が掛かります。
ブリジストンのツアーステージの整理・統廃合も、その流れをくんだのか、先見の明なのか現段階では測りかねますが、これも時代の潮流なのでしょうか・・・
加筆・増補:2014年4月12日