昨年より開設した当ブログも、同様の年の瀬に数エントリーを投下した記憶が有り(削除統廃合した)、前回は、上述した様な読み手のそんな背景などを微塵も意識することなく、ただ書きなぐっただけでしたが、1年を経て少しはディスプレーの向こう側のみなさんの都合も意識できる様になった事は、ささやかな進歩かな・・・
などと前向きにとらまえております。
で、寝ても覚めてもゴルフの事ばかり考えている「ゴルキチ」の自分としましては、やはり年度締めの最後まで、ドライバーを物色していたわけなのですよ・・・
当ブログにも、何度も登場します「ゴルフ5」での中古ブースでまた新たな出会いとなってしまいまして、今更ながらのギアを購入!!となったのです。
言い訳がましく書く事が許されるとするならば、1年の内に何回かは「新品の」ドライバーも買うには買うのですが、どうも元来の「飽き症」が災いして、やがてしばらくすると放浪の旅に出してしまいます。
「中古品」を購入する最大の魅力は、「上物」を発売当初よりも「破格値」にて求める事が出来る事と、行く先々で何百と有る展示品の中から「一点モノ」を発掘する「真贋」を見極める「眼」が養われて行くことがこの上ない快感なので有ります。
自分のギアに対する基本的な考え方として、そこそこばらつきは有りますが「どのクラブを使っても一緒!」というのがベースに有りますので、「年代落ち」でも中古品でもあまり気にならないのです。
で、今回の中古品の上物シリーズなのですが、
◆ツアーステージ XーDRIVE 705 TYPE 415
1度ラウンドに連れて行った事も有り、ソール面にわずかなヘアライン状の傷が見受けられますが、購入時は全くの無傷、汚れ無しの完品でした。
同モデルも、今から遡ること4年以上前の2010年の発売と有って、この場で主要スペックなどに触れて、どうこう書き連ねる事はしません。
いま、現在はブリジストン」の「ツアーステージ」も解消の憂き目を見て、かなりの人員と設備の削減を持って、海外ブランドで先行していた「ブリジストン」そのままの商品ラインナップに収斂されました。
と言う事もあって、町中に有る各中古ショップやその取扱い店などでは、「旧ツアーステージ」品の整理販売が平行して行われているので、今回の様な、人の手に触れられていない「新古品」の様な程度の品も探せば転がっている為に、格安でゲット出来る絶好の機会となっているので有ります。
せっかくなので、少し基本スペックについて・・・
◆ヘッド体積:415CC
◆ロフト角:9.5°
◆ライ角:59°
◆シャフト:ツアーAD DJ-6S
◆レングス:45.25インチ
◆素材・製法:KS100チタン、Ca-Tiボディ+VLチタンフェース
◆バランス:D2
寸評:操作性が良く、小ぶりのヘッドがつかまりの良さを演出
フェースローテーションを上手く使えるなら、振り切りやすくタマ筋をイメージしやすい
カスタム装着のDJシャフトも左へひっかける様な派手な暴れ様は無く、意識的にドロー目で打ちやすいセッティングとなっています。
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ここまでなら、どこの中古ショップでも入手可能で、さして目新しくは無いのですが、なぜ、今回あえてこのドライバーを購入する事になったか・・・
それは、ネック部分の「シリアル番号」に起因します。
通常、この705シリーズの製造刻印(シリアル)はWLやAXから始まるナンバリングがほとんどなのですが、今回自分が購入に踏み切った705は、そのシリアルがIKEから始まる極めて珍しいシリアルであったからです。
長年、このシリーズを追いかけていますが、「IKE」からはじまるシリアルは非常に珍しいと思います。
思うに、658本目のドライバーで有ろうと想像できますし・・・
これは、受け売りなのですが、ツアープロ用の量産モデルを製造する時に、支給品と同じ生産ラインで量産品を素材余りの影響で、作ってしまうこともタマに有ると聞いたことが有ります。
そうです、ツアーステージ契約選手と言いますと、「池田 勇太」プロがいます。
まぁ100%そんな事は有りえないのですが、ヘッドだけ作製する時に、プロにテストで引き渡す際は、ワンロット600本から800本のイニシャルコスト消化の為にあえてそのラインで製造して余れば市場に流してしまう事が有るのですよ・・・
上記の話は、信ぴょう性が低い話なのですが、わたくしのイニシャルもIKEで有れば、池田 勇太プロと同じ名字なので、これは自身のワンオフ(1点モノ)の様な愛着が湧くのは間違いないのです。
と、言う事もあって、今更ながらの、X-DRIVE 705 タイプ 415のドライバーの購入となった最大の理由なのでした。
売り場でも一本だけ異彩を放っており、同様のシリーズでシリアルが異なるドライバーがあと7本くらい併売されていましたが、この1本だけたたずまいが全く他のそれとは異なっていたのでした。
気になる、打感はさずが遠藤製作所製でフェース面も規定値上限まで削り込んでいるようで、柔らかい打感から弾き飛ばされる飛球は、平凡な量産品とは少し出玉の噴射が異なるイメージでした。
ラウンドへ連れて行きましたが、平均して260Y以上はコンスタントに飛んでいましたですよ
こうなってくると、もう「プラシーボ効果」全開となってくるので、効果のほどはこの辺で留めて置きます。
以下、Wikiより・・・
偽薬(ぎやく、placebo、プラセボ、発音 [pləsi'ːbou (pləˈsiːbəʊ)])とは、本物の薬のように見える外見をしているが、薬として効く成分は入っていない、偽物の薬の事である。成分としては、少量ではヒトに対してほとんど薬理的影響のないブドウ糖や乳糖が使われる事が多い。Placeboはラテン語で、「私は喜ばせる」の意。日本ではプラシーボと呼ばれる場合も多い。英語圏の辞典類での発音表記も「プラシーボ」に近い。
「プラセボ (placebo) 」は、広義には「薬」以外にも、本物の治療のように見せて実質上の治療の機序が含まれないあらゆる治療手段を指すため、厳密にはより広い意味の言葉である。プラセボ手術 (placebo surgery) が行われることすらある。
偽薬は、偽薬効果を期待して処方されることもあるが、本物の薬の治療効果を実験的に明らかにするため、比較対照試験(対照実験)で利用される事が多い(その代表としては二重盲検法がある)。
とまぁ、今現在では「ツアーステージ」ブランドは完全に消滅したのですが、その残骸の商材を探せばまだまだごろごろマーケットには転がっています。
一説によると(伝聞ばっか・・・)
ドライバーを企画製造する段になる時に、ブリジストンの幹部が、毎年遠藤製作所と打ち合わせをする時に、ほとんど「お任せ」で商品を依頼していたことが、ドライバーのあの低評価に毎年つながっていたとの事。
この事が事実であるとするならば、それは「自業自得」だと思うのですが。
でも、実際に今回再びツアーステージのドライバーを手にする機会を得た事で、今まで食わず嫌いでいたのですが、少しは見直しましたよ。
どこまで行っても、エポンのドライバーの親戚みたいな打感がするのは否めない所なのですが・・・
まだまだ、楽しむ分には使用に耐えうる商材であると密かに思っております。