2016年2月13日土曜日

誰がスライスの責任を取るのか・・・

簡易なスイング分析による、アベレージゴルファーの大敵であるスライスの撲滅メソッドを何回かに分けて記述が終了したのだが、「おかげでスライスが治ったよ!」とか「スライスの曲がりがマシになったよ!」などと言ったお声は全く届きませんwww

当たり前か。

ことドライバーショットにおいて、頻発するスライスの責任を一体全体誰が取るのかしら?
と言うそもそもな疑問が今節のテーマです。



私の経験則に基づく持論として解説してきたたった一つのポイントとして、右打ちのプレーヤーなら右肩の向きに終始注意してくだされ!というポイントを写真付きで説明したのは、既報の通りであります。

とうブログにもアドセンスとして時折表示される、「中田英寿」と「松山秀樹プロ」のトップのストップ画像が散見されるのですが、中田氏はとにかくとして、松山プロのトップの構えが、左肩がしっかりあごの下に入り尚且つ右肩は前を向いてひっくり返っていない様子が見て取れます。だから手にしたシャフトが垂直に立ったように構えて見えるわけなのですが・・・

だいたいスライサーは、トップの時点で水平に近い軌道でシャフトが寝ており、右肩が前ではなく上を向いて丁度例えるなら、肩が抜けたような状態になっているのであります。
であるから、はやる気持ちで球を打ちにいけば、右肩は戻ることなく上を向いたままインパクト近辺まで降りてきて、右掌が天を指すカット打ちの完成となるのがそのメカニズムであるとおさらいをしたわけです。

じゃあ、逆にですねぇ・・・

右肩をひっくり返さないように尚且つ腕がローリングしない様にアドレスからソロぉーとゆっくり持ち上げれば良いのかと言いますと、

これが何と!!

それもダメなのであります!よ。

はてさて、フェース面を返さないテークバックは一体なぜダメなのか?

レッスンの一丁目一番地で指摘されるのが、この「フェース面を返さずにアドレスからテークバックへ!」なるお・し・えです。

これがなぜダメか?

先にも記述しましたが、ドライバーショットでの飛距離と言うのは、ある程度フェースローテーションされないと遠心力が働かないのであります。

で、アドレスの構えから、球をヒッティングするまでの貴重なわずか2~3秒のわずかな間に、「フェース面を返さないで!!」って考えてる最中にその時間は終了するわけなのです。

だから、スライスの根治に必須と言える、右肩のそっくり返りを防御する為の意識をトップから切り返しまで持っておくとすれば、貴重な2~3秒の時間はむしろそちらへ回した方が健全と言えば健全なのであります。

練習を思いっきりやって、身体に染みついたら(右肩の制御の事)その時初めて、フェース面とか何とか云々カンヌンに意識をシフトして良いかと思います。

【要点】

・テークバックまでは、ローリングではなくわずかなフェースローテーションは可である。
むしろ、それをしないと飛距離が出ない。

・フェース面の向きに捕らわれないで、右肩の制御に全神経を集中する。
腕相撲をする時に、右わきの空いた状態で右肩に力を入れないとすぐに負けるのと同じ原理。

「肩を入れる!!」と言うことを覚えましょう!


ここまで、解説してそれでもまだスライスが治らないと言う気の毒な諸兄は、ぜひ当ブログの下部に設置されたメールからや、ググタスからお悩みを質問してみてください。

私が責任をもってあなたのスライスを直して見せます(´Д⊂グスン


さて、次回は、フェースローテーションとローリングの違いで飛距離の差が出るメカニズムに関してシリーズとして書いていきたいと思います。

それでは。