これ⇒5番ウッドをNIKE VRのクリークへ・・・再び買い戻す衝動は、なぜなのか?
さらには、そのエントリーの中でギアに関してサラっと紹介します。と書いていましたが、「クリークのくだり」に終始して、コロッと書き忘れたまま閉じてしまっておりました。
ここ最近、つとにゴルフクラブギアインプレッションとは関係の無い話題をエントリー化してしまう傾向が顕著で、「私の書くゴルフクラブギアインプレッション」よりも「読み取る事で情報になる美容商材」の方が
どうしてもそちらのニーズの多そうな?(勘違いならすいません)そのPVの要請に応えるべく、熱量がそちらの記述の方へ荷重が掛かってしまいます。
これ⇒「ニーズ」の有る所に資本投下する鉄則は当たり前!だが、前提が間違えていると意味が無い!のくだり・・・
それも含めての幅広い内容でお届けするものだと言う事で、読み手の皆様にはご理解を頂けると同時に、ゴルフ以外の記述にもかなりの熱量を捧げる事をお許しくださいませ。
と、言う事で、今一度、「ナイキのクリークのおさらい」とそれがどの様に「しっくりこなかったのか?」、更にはそれを改善するに際しての「ちょっとしたDIYの手順」を含めて今節のエントリーとしたいと思います。
NIKE VR PRO フェアウエーウッド#5
◆#5クリーク
◆ロフト:19度
◆シャフト:ツアーAD DJ-6S
◆レングス:42インチ
◆バランス:D2
◆寸評:当たり前ですが、スプーンよりレングスが短いのでヘッドの返りが早く、「タメ」をあまり意識せずにユーティリティーの感覚で打つ事が出来る
ただ、シャフトとの兼ね合いのせいで、「大きく左」へ行く事が多い
かなりゆっくりとスイングをしなければいけない。
飛距離は、220Y平均と言ったところか・・・
※しっくりこなかったところ・・・
長さが短いので、ティーショットはもとよりフェアウエーからのショットも打ちやすいのではあるが、やはり「ひだり」が事のほか好きなようで、少しでも気を抜くと「ブリっとひだりへ」曲がるのがどうにも手に負えない所。
あとは、タマが上がりすぎて飛距離をロスする所がかなり多く見受けられた。
リシャフトの為のDIY
◆上にも書いたのですけどシャフトがメーカーカスタムのツアーAD-DJ6Sと言う事で、唯でさえレングスが短くヘッド重量が重いので、シャフト先端が還りすぎるきらいがあるのですね。
このクラブの特性である「カチャカチャ」いわゆるネックホーゼル部分のアジャスターが角度可変機能とシャフト交換機能を備えている為に、ここは思い切って「リシャフト」しようと決意しました。
リシャフトとは言う物の、同じクリークの長さのサイズの異なるシャフトをただただ差し替えるとお思いのあなた・・・
残念でした。
それでは、特記事項の無い面白みのないリシャフトとなりますので、ここでは「スプーン」向けに刺さっていたシャフトでリシャフトに迫ってみたいと思います。
で、さっそくリシャフトする為のもう1本を用意しました。
「アッタス 4U 6X」になります。
フェアウエーウッド用のアッタス グリーンは4Uでは有りません。
フェアウエーウッド用ときちんと印刷されています。
今回は、それを承知の上でリシャフトに臨んでいます。(つっこまないでね)
ツアーADシャフトよりも左へ行きにくく、どちらかと言うと振り遅れやすく右目が好きなシャフトがアッタス4Uの特性となります。
DJ-6Sよりも「ピーキーさ」は無いので、ゆったりしなりを感じながら振る事が出来れば、ナイスフェード目のボールが打てる事と、少々アップライトのヘッドからのフックフェースの相殺によって、弱フェードになる事が狙いです。
※※※※
残念ながら、「アッタス 4U」はスプーン以上のレングス(長さ)を持っていたので、バットカット(グリップ側をカットする事)が必要となります。
実測にして、34.3ミリの違いで、アッタス 4U シャフトの方が長いです。
ここで、バランスを変えずにシャフト長を変更する様子をおって行きます。
まずは、これから刺そうとしているアッタス 4Uのシャフトを刺した場合のバランスを計ります。
このシャフトは、PINGのスプーンのシャフトの流用なので、グリップはPINGのままですけど・・・
とにかく、グリップは仮にはめているので、両面テープは巻かずにグリップだけを刺して見ました。
自前のバランスインジケーターで計測すると、驚きのD9のバランスが有り。
純正のD2から比べると7ポイントもバランスの出すぎであります!
改造後は、D1からD2位のレンジに収めたいので、いよいよ、バットカットを実行します。
◆1インチ=2.54CM
◆1インチ短く⇒4.9~6.6ポイント減少
4.9~6.6の幅が有るのは、シャフトの製造メーカーの違い、カーボンの使用量の違い、フレックスの違いによる変動値です。
これらの基準値を元に、今回の改造は、D2に変更したいので、およそ7ポイントの減少を計らないといけません。
そこで、長さの差異から3.6CMの違いをそのまましゃくし定規にカットしてしまうと、9.2ポイントバランスが減少してしまい、結果としてC9近辺のバランスになってしまいます。
それは避けたいので、許容範囲の1インチ=2.54CMから徐々にカットして行く事にしてみました。
恐らく
硬質塩ビカット用ののこぎりでカットした後に、サンダーでバリ取りと面取りをしてささくれの無いようにしました。
ここで、もう一度グリップを仮組みして再度バランサーで計量です。
※グリップ交換は、こちらを目安に
⇒グリップをDIYで交換する方法!・・・パターグリップで挑戦してみます
D2を少し超えた位なので、もう少しバランスを抑えたいと思います。
狙いとしては、D2改め、D1~D1.5位を狙っているので、(ワッグルをして気が変わった)もう一度グリップを外して、カットします。
ようやく、目論見通りのD1.5のバランスとなったので、いよいよグリップ固定用の両面テープ(バッファロー製)を巻いて、本格的に固定した所です。
後は、乾燥する迄立てかけておけば完成です。
ここまでの所要時間、およそ30分程度。
読むのは一瞬ですが、書くのはかなりの時間を要しました。
これを参考に、良ければ是非一度トライしてみて下さい!!
自分で改造したギアと言う物は、愛着が通常より何倍も湧く事請け合いでございます!
本格的なデジタル計測が可能で、目視による目安とは正確性が異なります。これは試してみたい!