2016年2月7日日曜日

ゴルフレッスンでも教えてくれないスライス改善の基本動作。今日で完結編にしよう!と思う。

一日の経つのがほんとに早い。
昨日のエントリーから、スライスに関しての、本質なるクエスチョンを投げたのですが、考えはまとまったでしょうか?

今晩も頑張って完結編とすべく書き進めていきたいと思います。

前回のエントリーで、ドライバーのスイングでの一連の動作を画像としてご覧いただいたわけですが、そのショットの中で、欠落している箇所はどこかと申しますと。

正解は

「右肩の切り返し」でした!

なーんや!と言うあなたの感想をよそ目に強引に話を進めます。

昨日の写真から、

アドレスに入って⇒テークバックはまっすぐ引く(ここが間違いと指摘したはず)⇒トップまで捻転をしたら⇒右腰までコックをほどかずにダウンスイング⇒インパクトで脇を閉めて⇒低く長くフォロースルー⇒フィニッシュへと。

文章にまとめたらこんな感じでお伝えしたかと思います。

では、順を追って・・・

この一連のエントリーで、私が何度も何度も野球のスローイングに動作を例えたのかと申しますと。

皆さん、「肩」ってどこの部位を指すかご存知ですか?

「ばかにするな!」と怒られそうですが、

そば&とおくさんのサイトより
真上から見た骨格画像を、そば&とおくさんのサイトよりお借りしました。

で、「肩」の部分ですが、一般的にどこを指しますか?

洋服を着ているので、恐らく皆さんは、青線と赤線の交わった、腕の付け根の全体を指して「肩が開いている!「肩の開くのが早すぎる!」などと指導したり指導されたりしているかと思います。

ゴルフにおいての、「肩が・・・」と言う部位は、実は背中側を指すときは、「肩甲骨」表面を指すときは「肋骨」あるいは「胸の接合部」を指し示し、実際にはゴルフで言う所の「肩」など存在しないのです。

それから次に


こんな写真をどこかで見たことないですか?

若かりしいや、今でも若いですが、昔の写真で、肩甲骨のストレッチの具合を披露した一幕です。

ここまで極端になると却って説明しにくいですが、

ゴルフで言う「肩」とは腕と胸の付けの部分を指し、胴体と腕はバラバラに可動可能でグルグル独立して動かすことが出来る。

ここまで説明すると、

さぁ、「肩が開いている!」「肩の開きが早い!」
って、いったいどこを指してどのような動きを指しているの?となる訳なのです。よ。

なので、ゴルファーが指し示す「肩」とは、裏面の時は「肩甲骨」であったり、表面の時は「胸」を指すのが理解しやすいかと思います。
⇒あくまでゴルフのスイング解説においての限定した話ですから、誤解のないように。医学的に肩をどうこう言っているのではありませんよ。

さて、「肩」が胴体とは分離した独立したモノであり、動きをすると言う事がご理解いただけたといて、それがなぜスライスにつながっていくのかと申しますとですねぇ・・・

アドレスに入った状態から、球に当たるまでの右半分の体の動きを「肩を中心に」意識しておかないといけないのであります。

なので、「テークバックに入る瞬間に右太ももあたりまでフェースをまっすぐ引きなさい!」など、意識していたら、肩の制御に間に合わないから、無駄なことをするなと私は指摘しているのです。

で、どういうことかと言うと、

昨日のページから


トップまじかになると、体が窮屈になって、⇒厳密に言うと、右肩がひっくり変えるギリギリの段階になるのです。
つまり上の石川遼選手のストレッチの様に肩がひっくり返る寸前の状態をすんでのところで防いでいるのです。
それを防ぐために、体全体が向かって左側へスエーしてしまう事によって防いでいるせめぎあいの最中なのであります。

ですが、レクチャーやレッスンなどでは、捻転を使ってしっかりトップまで体を回しましょう!
とやっているから、この上のギリギリの状態より体を回さないといけない!

からどうなります?

仕方ないから、右肩(胴体と右腕の接合部)だけひっくり返ってさらに回そうとしてしまい、結果右手のひらが蕎麦屋のおかもちの様に天井を向く事になってしまうのです。

結局、こういった弊害は、レッスンである「グリップエンドがへそを指すように!スイングして!!」

と、これを流行らせるからこういうことになってしまうのでしょうねぇ。

基本中の基本の「モーガンプレーン」や派生した「コンパインドプレーン」や「左一軸プレーン」など
プレーンの概念に捉われてしまうからそういう事になるのですよ。

自分も含めてスライサーのお仲間たくさんたくさん見てきましたが、みんな何らかしらのプレーンになってるから。
それでもスライスが治らないって悩んでるんやし・・・

話を元に戻して、

ですから
アドレスで構えた時から、トップからダウンへ降ろす右肩のひっくり返らないダウンとその勢いを殺さない低く長くフォローを取る事に神経を最大限意識するのが正解です!言い切っちゃおwww

ですので、昨日のエントリーのスイング画像で欠落していたモーションは、


これなのです!

あくまで、わかりやすいようにデフォルメして大げさに構えてもらってるので、各所怪しいところはありますが、それはいったん排除して、右肩の動きね・・・

右肩は、絶対にひっくりかえしたら、ダメです。

で、トップへ行くまでに右肩をひっくりかえさないトップを考えて、アドレスからゆっくりテークバックすると、長いカーボン製のシャフトはヘッドの重みで下へ垂れ下がりながら遅れて持ち上がっていくのですが、トップまで来て肩をひっくりかえさない所まで来るときに本人はダウンへ行きたくてダウンの動作へ入ろうとしていますが、クラブのヘッドはまだ切り返せていない状態があり、それをダウンへ切り返しても良いよ!とシャフトが準備できるまでのクラブと体の時間差を「タメ」と言うのです。

だから、
「タメ」なんか自分で意識するものじゃないし、意識しても出来ない!
これが正解!
ただし、上級者やプロは違いますよ。

さぁ、これで明日から右肩をひっくりかえさないように打撃練習にいそしんでください!

「ゆっくりスイングしなさい!」
って教えるレッスンや上級者は、右肩の入れ替えがそんなに急速に出来ないことを体得しているのでそのように教えたり発言しているのですよ。

アマチュアは、アドレスで構えた時から、右肩がひっくり返らない様に意識し続けないと慣れるまではゆっくり動作しないと絶対に出来ない事も理解しているからなのです。

この、肩の使い方に注意をして、

あとは、アウトサイドに注意したり、ヘッドアップに気を付けたりと、一般的なよく知られているスライス防止の対応策を順番にクリアしていけば完全に治ります。

それが出来てから初めて「シャフトはカスタムで!」とか「プロの量産タイプの同じモデルで!」とか「重心距離が」とか「慣性モーメントが!」とか発言するようにしましょう!

まずは、あなたから治らないと、クラブから直そうとしても何年も何万円も掛かりますよ!!
わたしみたいにwww

では、検討を祈ります。