2015年3月28日土曜日

「トラック荷台分、山の様にボールを打て!」と抽象的な練習じゃいつまで経っても上達しない・・・そんな練習はウソをつかない事も無いからかと。

「練習はウソをつかない」や「普段の練習通りに」などと言った、練習量を裏付けとした実践(試合・勝負)に臨む際のいわゆる心構えと言うモノがあります。
一週間ぶりのご無沙汰エントリーを何故この様なテーマのエントリーにしようとしたかと言いますと・・・
事を進める前に、あらかじめお断りしておきます。すいません。そんなこと知ってるわ!と言う事を声を大にしてズケズケと書き記して行きたいと思います。


最近、就任したサッカー日本代表の新監督の「語録」をあらゆるWEBのメディアを通じて拝読しており、勿論当サイトの「ゴルフ」のテーマに於いて、案外共通する考え方を表明している節を感じ取ったからなのであります。
まぁ、それが有ったから取ってつけたように、書き記しているのではなく。ただ単にかすっただけでありますが。

勿論、私がじかに直接講釈を受けたものではないので、間接的な解釈である事は前提としてお断りをしておきますが・・・

とにかく、ゴルフに取り組み出して、はや何年・・
しろうと・アマチュアレベルにしては、その「練習量」(除くラウンド)だけを取ってみても、そこそこそれなりの上位陣営に位置しているのではないかと、自己陶酔の上の自己満足レベルに有ると考えていますorz

しかしながら、と言うより、我ながら事その練習の模様をいざ実践(ラウンド)で発揮しなければいけない時に、その効果が甚だ芳しくない。
そんなこんなの連続で、有る一定のレベルに達してからは、その「練習とは何ぞや?」を考えながら練習に取り組み出すようになってから、ごく最近、ふとしたひらめき(練習に与える役割と言う事)に基づいて練習に取り組んでいた所、先に記した「ハリルホジッチ監督」の来日してからの語録にニアミスする考え方が有るなと。改めて認識したのであります。





で、どこまで書き記したか、
いささか記憶が飛びそうになりましたが、続きを。

「才能」で諦めさせるコーチと「メンタル」と共闘してくれるコーチの違い

◎ある一定の水準までは、誰でも到達できる!そこからは才能による・・・

こんな、セリフを聞いた事ないでしょうか?
こと、スポーツに限らずとも、どの様な趣味や特技やビジネススキル等にも共通する個所は有ると思うのですが・・・

※練習方法が概ねそれほど間違っていない事を前提としています。

ここでは、ゴルフをテーマにしていますので、ゴルフを例に挙げて考えてみると・・・

<才能>とはなんぞや?

大辞林 第三版の解説

さいのう【才能】




物事をうまくなしとげるすぐれた能力。技術・学問・芸能などについての素質や能力。 「 -に恵まれている」 「珍しい-の持ち主」 「 -を生かす」
※大辞林より引用しました

理想とする最終形態の上限値を100と仮に設定して考えると、ほとんどのプレーヤーは(プロ・アマチュア含め)練習やトレーニングで、その上限値の60~70くらいは到達する事が可能ではないかと考えます。
勿論、個人差や継続性、環境、性格などいっしょくたに出来ない排除項目は多分に有るかとは思います。
で、そこから先の70くらいを(一つの目安として呼んでるだけですよ)超え出して、そこからのプラスオンやプラスアルファは何が足りないのか?

この代替する答えとして、先に上げたような「才能」で片づけてしまっているケースが非常に多いのではないかと個人的な持論として思っているのです。

片づけてしまっていると言うからには、自分はそうは思っていない他の何かがファクターとして存在していると思っています。
それが、冒頭にも記したように最近「気付き」となって「実感」へと変革していったと言うのが、今節のエントリーで書き記したい事。
で、ハリルホジッチ監督語録からも同様のセリフを見つけて、一人ほくそ笑んでいたと言う物。

それは、「メンタル」

ここまで読んで、ふざけるな!
それくらい知ってるわ!とお嘆きの諸兄は、冒頭でお断りをしていますので、あしからずorz

生まれてこの方、様々なスポーツに取り組んできて、多様なコーチと称される方に師事してきたのですが、今度は、少しは人にモノを教える立場になってそろそろ思って来たのですが、

フィジカルやテクニックを教える事は出来るけど、メンタルを教える人に出会った事が無い。

いわゆる、「スポ根精神」でスポーツを教えるのだけど、それは70レベル位からのブレークスルーにはアドバイスとして成立しない。

結局、信じられないくらいの耐えがたい量の練習を積んで、その練習を胸に、本番では必ず成功するさ!

などと自信の根拠となりにくいのですが、どうもそこを「メンタル」ではなくて「才能」で置換されると、それ以上はあきらめてしまう。
青春時代に、「才能」としてあきらめさせるのでは無くて「メンタル」として理路整然ブレークスルーを共闘してくれるコーチに出会っていたら!笑
と、改めて振りかえって見た時に思い起こしたりするのですが・・・

※※※※

だから、練習場シングルと呼ばれるアマチュア凄腕プレーヤーも、いざ現場のフィールドに出たらスコア90や104等とこんなはずじゃないのに!と言った残念な結果となるいつもと変わらない様子にうんざりするのですが。

結局、良いスコアで回り切る為の、「メンタル」を教えてと言うか、習って・・・メンタル強化を考えて日々練習していない
そこが最大に欠落しているからだと最近になってようやく理解する事が出来てきたワケなのですよ。頭で納得では無く、体に染み込んだ理解度が深まったと言う事です。

最近、FB(フェースブック)でアンディー和田氏の投稿を購読していて、そこで投下された一説に、
以下の書籍がアメリカのツアープレーヤーの一部でも取り上げられていると案内が有りました。
※「弓と禅」という書物

弓と禅弓と禅
オイゲン・ヘリゲル,稲富 栄次郎,上田 武

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スポーツ先進国のアメリカでは、ゴルフに関しても「メンタルトレーナー」など存在し、早くからスポーツとメンタルについて研究されているだけあって、まだまだ、日本のスポーツは世界で通用しないケースが多い事もあるのに、2020年迄の残された期間で大丈夫かしら?などと余計な心配もしたりしなかったりで。

せめて、我が子には「スポ根」では無く、「メンタル」を良く勉強して教え続けてみようかと最近では考えるようになりました。
私自身には、もうチョビットしか伸びシロないし・・・笑